当プロジェクトは終了しました。
たくさんのご協力ありがとうございました。

寄付総額

409,130円

内訳

商品の売上金
267,000円
任意で追加いただいた寄付金
142,130円

任意で追加いただいた金額を含むすべての売上金は、購入の際にお寄せいただいたメッセージとともに、南阿蘇村に贈呈いたしました。

南阿蘇村の地図

2年前に取材にうかがいお世話になった南阿蘇村が地震でたいへんなことになっている。
みつばち社としてできることをしたくて、呼びかけに応じてくれたほかのキラリと光るまちや会社とごいっしょに、プロジェクトを実施しました。
地域のキラリと光るものをはじめ、自慢のモノ・コトをチャリティ販売、商品の代金および別途上乗せいただいた金額の全額を、震災で被害に遭われた南阿蘇村に寄付する仕組みです。(詳しくはこちら

南阿蘇へ

7月28日、29日と南阿蘇村に行ってきました。
熊本地震から2ヶ月半経ったころ、南阿蘇村役場に連絡をしました。以前よりご縁のあった方は、避難所にかかりきりとのことでしたが、役場に伺うことは問題がなく、お話も聞かせていただけるとのことでした。

前後の予定で福岡から車で向かいました。途中、瓦屋根にブルーシートを被せたお宅をたくさん目にしました。
隣り合わせのようでいても、地区によって被害の状況がまるで異なり、南阿蘇村の村内ですら、なにごともなかったような地域とほとんどすべての建物が崩れているような地域と、現実感がないほどに差がありました。

南阿蘇村はもともと三村が合併してできた自治体です。役場は今回被害の少なかった旧久木野村にあります。大きな被害があったのは旧長陽村エリアで、学生さんが犠牲になった東海大阿蘇キャンパスもこの地域にあります。

崩落し、今は跡形もない阿蘇大橋。信じられない光景でした。

役場の企画観光課の今村一行さんによると、旧長陽村の多くの世帯では、家屋の損壊だけでなく、断水が続いていることでご自宅に戻ることができないのだそうです(村全体で、家屋の全半壊は600棟以上、断水700世帯以上。避難者数858名※7月22日現在)。
大型のリゾート宿泊施設も擁する観光地の南阿蘇村は、被災した住民のみなさんをそれらの施設で受け入れることができて「幸運でした」と今村さん。プライバシーが確保しづらい避難所での生活は避けることができたようです。

一番の課題はアクセス。迂回路を通れば行き来が可能とはいえ、毎日の通勤・通学には大きな支障が生じています。村からは熊本市内への通学が困難になったため、熊本市内に下宿を決めた高校生などもいるとのことで、来年からは市内の高校への進学をあきらめて近隣にする学生も増えそうだとのお話でした。

こんこんと湧き出る豊かな水。村内にある11の水源のうち塩井社水源は地震の影響で枯渇し、まだ戻っていないそう。写真は旧白水村にある白川水源。

それから、観光客はまだまだ戻ってきておらず、わたしたちが宿泊した旅館でお聞きすると「お客さまは3割くらいですかね」と。今村さんも、「南阿蘇村は農業と観光の村。(復興のためには)来てもらうのが一番」とおっしゃっていました。

南阿蘇村は阿蘇くまもと空港から30分から40分以内の好立地です。通勤・通学のような毎日のことでなければ、迂回路を通っても30分の違いで苦になりません。全線で運転を中止していた南阿蘇鉄道も一部が復旧して、かわいらしい列車が村内に乗り入れています。

見所の多い熊本に、阿蘇に、みなさんもぜひ。

2年半ほど前に取材に訪れた際にお世話になった民泊先の工藤夫妻。お元気そうでした!

当プロジェクトにご協力いただいたみなさまに感謝します。

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