募集職種
営業、製造、技術、IT担当など
今野製作所は、東京都足立区に本社兼工場と、同じ区内に近年新設された開発拠点、福島県相馬郡に自社製品の製造拠点を持つ金属関連のものづくり企業です。約40名を率いるのは二代目の今野浩好社長。中学卒業後、集団就職で上京した創業者は、職人としていまも会社の収益を支える製品を開発した人で、東京生まれの二代目は、その会社を企業として整え、発展させました。
都内の町工場界隈ではその名を知られた今野製作所。早い時期からITを活用した業務の改善、また、他企業との横の連携に取り組むなど、匠の技を唯一の強みとせず、あたらしい技術や考え方を積極的に取り入れてきました。
「力をあわせる力がある。」をアイデンティティとする今野製作所は、トップダウンでも体育会系でもないチーム組織を身上とし、完全な統率を望まず、つまずいたり、息切れしたり、ときどき“ポカ”をやらかしても、メンバー同士の個性で補い合いながら進む会社です。
今野製作所で働く上で、デメリットになりやすい点を先にあげておきます。
- 都内2拠点の従業員のうち3分の1が、福島は全員が、マイカー通勤をしています。比較的交通の便が良い本社を除き、立地がネックになる可能性があります。職場の周辺環境に求めるものの観点からも、エントリー前の下見をおすすめします。
- 各事業所とも、現状、女性の割合が低いです(増やしたいそうです)。
- 『力をあわせる力がある。』を掲げる会社です。「チームワーク」や「協力し合う」組織、働き方に対して抵抗がある方は合わない可能性が高いです。なお、ベタっとした仲良しチームとは異なります。
- 「チーム」のメンバーが柔軟に協力し合う前提として、それぞれの自律と主体性が望まれます。明確な指示の下、管理された枠組みの中で業務をこなしたい方は戸惑うかもしれません。
次に、今野製作所が、職場として魅力的であろう点をあげます。
- 東京の製造拠点においては、基本的には毎回設計から考える特注品を手掛けています。ものづくりの上流部分から一貫して携わる醍醐味があります。
- 油圧ジャッキ『イーグル』は、ブランド力のあるベストセラーです。災害時にも活用されています。今野製作所は、ほかにも福祉機器の自社製品があります。自社ブランドの最終製品を有する貴重な中小企業で、つくり手のやりがいの面からも、強みと捉えることができます。
- 厳しい規律やノルマ、残業も、短期的な効率を最優先にする精神もありません。自律は求められますが、細かく管理されたり、「こうでなくてはならない」を強いられるのが苦手な人にも働きやすい社風だと考えられます。
- 外部の専門家や他社との連携に積極的です。技術や知識の向上を望めば、刺激も学ぶ機会も得やすい外に開かれた環境であり、学ぶ意思を評価される会社でもあります。
代表取締役社長 今野浩好さんより
昨今、こちらから積極的に採用活動をしないと応募を得ることがむずかしくなりました。しかし一方で、一旦はものづくりの道をあきらめたものの思いを捨てられずにいる方、職種としてITに携わることができればIT業界である必要はないという方、子育てや介護でキャリアにブランクが生じ、就職活動に不安を感じている方も少なくないと思っています。上昇志向に満ちていなくても、四六時中溌剌としていなくても、活躍の場はあります。応募くださった方とは、原則すべてお会いしますので、ぜひ、あなたについてお聞かせください。
少人数ゆえロールモデルの選択肢が少ないのは中小企業の弱点。加えて当社は、リーダーが牽引するというより全員サッカーのような組織です。理想の上司像は見当たらないかもしれませんが、リーマンショックや震災、コロナ禍の苦境を、チーム力で乗り越えた会社です。『力をあわせる力がある。』に何かを感じてくれた方、お待ちしています。
今野製作所の採用情報について
詳しくは公式サイトをご覧の上、
今野製作所まで直接
お問い合わせください。
みつばち社より
福島工場に隣接する敷地で創業者がヤギやニワトリを飼い、東京本社にはモリフクロウが出勤します。今野製作所は、適度なユルさを擁する人間らしい職場だと感じています。あちこちで聞かれる「求める社員像」に疑問を抱き、「ないとしか答えられません」と気さくに応じる今野社長。採用の際の適性検査の結果を入社後の活躍を合わせ見て、「ほとんどアテにならない」と気づいたとも。 “3年の壁”を超えた社員は長く定着。条件やデータで測れない個性を持つ人たちが、いまの今野製作所を支えているといいます。最短で結果を出すスキルが求められがちな時代、人を信頼して、待つことのできる会社だと思います。