募集職種
厨房・カフェでの調理担当スタッフ、接客担当スタッフ その他（多くは兼職）
みたき園は、鳥取県智頭町で五十年続く飲食施設です。広い敷地に足を踏み入れれば、その里山らしい風景に懐かしさを覚える人も少なくないと思います。毎年、国内外から多くのお客さんが訪れます。
智頭町は、都会からの移住地としても注目されるまちで、鳥取市からは車で1時間ほど。智頭急行も運行していて、中山間地域としてはアクセスの良いところですが、みたき園は、このまちの中でも、さらに山あいにあります。
みたき園は、開園以来、女性を中心に切り盛りされてきました。多くが地元の、家に帰ればお母さん、お祖母ちゃんという人たちです。いまも主にそうした女性たちが、朝から出汁を取り、米を炊き、餅をつき、豆腐やこんにゃくをこしらえます。プロの板前さんがいたことはなく、料理はもちろん、お掃除も、山菜採りも、テーブルに飾る野の花も、すべて自分たちで準備しています。
みたき園で働く上で、デメリットになりやすい点を先にあげておきます。
- 車がないと通えません。ただし、短期的にであれば、他のスタッフの車に同乗するなどして通える可能性があります。
- 基本、月給制ではなく、時給制のパート待遇になります。最初から社会保険完備の正社員を希望される方にはマッチしません。
- 冬期は休業します。その間も、仕込みや通販商品の発送などの仕事はありますが、それだけで生活を支えられる仕事量ではありません。
- 屋外での昔ながらの仕事も多く、季節によっては寒い、暑いがあります。「虫が苦手」というような、インドア派の方にはむずかしいかもしれません。
次に、みたき園が、職場として魅力的であろう点をあげます。
- 水も空気もおいしい環境で、体を動かしながらする、昔ながらの「暮らし」の延長のような仕事です。栃餅作り、味噌作り、山菜採りなどが覚えられます。
- 勤務体系に関しては、話し合いにより相当の融通が利く職場といえます。週末のみ、夏期のみ、朝2時間のみ、といった働き方も相談でき、アルバイト、パートとしてはもちろん、副業として、また、就労体験としても適していると思います。
- 住宅の準備があります。シェアするスタイルにはなりますが、田舎暮らしを始めるにあたりネックになりやすい、住まいを見つける心配が要りません。
- 多様なスタッフが働いています。年齢性別問わず、若い感性も、ベテランの経験も活かすことができます。園をより良くするための、あたらしいアイデアも常に求められています。
若女将 寺谷亜希子さんより
私たちは季節に寄り添い、田舎の暮らしから派生した料理をつくっています。野山からの恵みは自然の生命そのもので、それを私たちの生命をつかって料理します。知恵を授けてくれた先人への敬意を忘れず、手仕事を未来に繋いでゆきたいと思う毎日です。雪かきや薪割りなど料理に関係のないようなことも、お客様のお食事の楽しみにつながっています。実は私は、料理につながる工程こそが、最高にかっこよくて美しいと感じています。ただ、何もかもオールドファッションが良いというのではなく（この度、食洗機とロボット掃除機を導入しました！）、働く人が笑顔であれるよう、これからますます考えていきたいと思っています。
共感してくれる方があれば、国籍、年齢、性別、障がいの有無などに関わらず、ご一緒できればと思います。遠くからでもお近くからでも、本当にうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。
みたき園の採用情報について
詳しくは公式サイトをご覧の上、
みたき園まで直接
お問い合わせください。
みつばち社より
みたき園とは、十年来近しくおつきあいさせてもらっています。その間、何度となく訪れてもいます。そこにいまも里山の暮らしが営まれているような場所です。
みたき園には、その灰をアク抜きに使う囲炉裏があり、大豆を挽く石臼があり、スタッフは季節ごとの山菜を採りに山に入り保存食にし、青竹を伐って花入れにし。骨の折れる仕事も少なくないと思いますが、里山で、そうしたことを身につけたい、体験したいという人にはこれ以上ない職場になりうると思います。逆に興味のない人には、割に合わないと感じるように思います。
